運送状(CMR及びeCMR)
DGAssistantで送り荷の運送状を発行し、電子署名を行って、その書類(下書き、署名済みの写し、ADR運送書類及び証跡報告書)を取得する方法をご説明します。
運送状の概要と用途
運送状は、道路による物品運送契約を証明する書類です。誰が物品を引き渡し、誰が運送し、何をどのような条件で運送するのかを示します。DGAssistantはアプリケーションにすでに登録されている送り荷から運送状を発行するため、当事者、車両、運転者及び貨物を再入力する必要はありません。
国際運送状(CMR)は物品の受取りの場所と引渡地が異なる国にある場合に、国内運送状は両者が同じ国にある場合に適用されます。アプリケーションは場所から運送状の種別を判断し、運送状を電子で発行するか(電子運送状プラットフォームで署名及び追跡を行います)、紙で発行するかも判断します。貨物が危険物である場合は、ADR運送書類が運送状に添付されます。
運送状の作成と発行
- 運送状メニューを開き、新規作成を押します。
- ADRの送り荷が一覧表示される運送状の新規作成ウィンドウで、番号列にある送り荷の番号をクリックします。アプリケーションは、当事者、運送人、車両、運転者及び送り荷の品目ごとに1行を含む下書きとして運送状を作成し、データと当事者タブを開きます。
- 発行地と、物品の受取りの場所の印字テキストを入力し、荷受人を確認して、変更の保存を押します。
- 運送人と参照番号、貨物と添付書類及び条件の各タブを確認します。種別が契約運送人である運送人が車両の登録番号とともに少なくとも1者登録され、貨物の各行に輸送物の個数と「総質量(kg)」が入力されている必要があります。
- 発行と追跡タブに移動して検証を押すと、不足している事項や有効でない事項がすべて一度に表示されます。
- 検証結果が緑色になったら、発行を押します。
発行方式には、経路とアカウントの設定に応じて、運送状が電子で発行されるか紙で発行されるかが表示されます。発行後は運送状を変更できません。変更が生じた場合は、運送状を取り消して新しい運送状を発行します。
運送状の下書きの表示
下書きは、発行前の時点でアプリケーションが保持している運送状です。顧客と内容を確認する際に使用し、紙の運送状で運行する場合はこれを印刷します。
- 運送状メニューを開き、一覧で運送状を選択して編集を押します。
- データと当事者、運送人と参照番号、貨物と添付書類及び条件の各タブを確認します。
- 発行と追跡タブに移動して検証を押すと、不足している事項や有効でない事項がすべて一度に表示されます。発行の妨げにならない警告は黄色で表示されます。
- 運送状の一覧に戻って運送状を選択し、その他の操作で下書きPDFを選択します。
発行前のPDFには、下書きであることが表示されます。運送状を紙で発行した場合は、同じ操作で署名用の写しが印刷されます。
署名済みの運送状の取得
運送状が発行され署名されると、署名済みの写しが契約と引渡しを証明する書類となります。保管するのも、求める相手に送付するのも、この写しです。
- 運送状メニューを開き、一覧で運送状の状態が引渡し済みになっていることを確認します。状態は電子運送状プラットフォームから自動的に届きます。引渡しがまだ表示されていない場合に限り、同期を押します。
- 運送状を選択し、その他の操作で署名済みPDFを選択します。発行と追跡タブの署名済みPDFボタンからも同じ書類を取得できます。
プラットフォームから引渡しの報告があると、アプリケーションは署名済みの写しを自動的に保存します。プラットフォームが写しを作成するまでは、アプリケーションは写しを利用できない旨を表示します。紙の運送状で運行する場合は、発行と追跡タブの紙による引渡しで引渡しを記録し、署名済みの写しをスキャンしたものを添付します。その写しが署名済みPDFになります。
運送状へのADR運送書類の添付
貨物が危険物である場合は、ADR 5.4.1の運送書類が、積荷について規則が求める記載事項とともに運送状に添付されます。
- 運送状メニューを開き、運送状を編集します。
- 貨物と添付書類タブに移動し、危険物の行が送り荷から取り込まれていることを確認します。
- 運送状の発行前に送り荷の積荷を変更した場合は、ADRの再生成を押して、各行とADR 1.1.3.6に関する記載を送り荷から改めて取り込みます。
- ADR書類を押します。送り荷の運送書類が種別ADR運送書類として添付書類に追加され、以前のものと置き換わります。名称をクリックすると開きます。
運送状の発行後は、その貨物を変更できません。発行後に積荷が変わった場合は、運送状を取り消して新しい運送状を発行します。添付された書類には危険物の各品目のトンネル制限コードが記載され、積荷が1.1.3.6の上限の範囲内にある場合は、合計ポイントを示した計算も記載されます。
運送状の証跡報告書の表示
証跡報告書は、運行中に運送状に起きたこと、すなわち誰がいつ署名したか、タイムスタンプ、発行後に記録された変更及び運転者が追加した書類をまとめたものです。
- 運送状メニューを開き、運送状を選択します。イベントは電子運送状プラットフォームから自動的に届きます。最新のイベントをすぐに取り込むには、同期を押します。
- 編集を押し、発行と追跡タブに移動してイベントの一覧を確認します。
- 証跡報告書を押します。
この報告書は電子運送状プラットフォームが作成するもので、電子で発行された運送状についてのみ存在し、アプリケーションは初めて開いたときにこれを保存します。引渡しについて争いが生じた場合に保管しておくべき書類であり、何に、誰が、何時に署名したかを示します。