IMDG:海上輸送
DGAssistantで海上輸送の危険物の送り荷を準備する方法を、複合輸送危険物申告書とコンテナ収納証明書について、手順を追ってご説明します。
事前登録製品を使わない簡易な送り荷の作成
簡易な送り荷とは、自社の製品をあらかじめ作成することなく、危険物リストから直接貨物を選んで作成する送り荷です。繰り返し出荷することのない貨物を送る場合には、これが最も手早い方法です。
- 左側のメニューで送り荷を開き、製品から新規作成をクリックします。
- 基本データで、事業所、送り荷の種別(輸送物及び受器)及び輸送モード(海上輸送(IMDG-IMO))を選択します。送り荷の日付を設定し、荷送人を選択します。次へをクリックします。
- IMDG-IMOデータで、海上運送の詳細事項と荷送人の署名を入力します。次へをクリックします。
- 荷受人と貨物で荷受人を選択し、混合包装の別を指定します。すべての物質をそれぞれ個別の外装容器で輸送する場合は、いいえを選択します。
- 使用するデータベースで一般危険物データベースを選択します。事前登録製品を使用しないための手順です。
- 危険物の選択ボタンをクリックし、国連番号又は名称で検索して、検索画面の該当する列に示されるとおり、IMDGで認められている物質を選択します。
- 容器包装、型式承認、輸送物の個数、輸送物当たりの数量及び総質量を入力します。海洋汚染物質に該当するかどうかも指定します。表示と申告書の文言がこれによって変わるためです。
- 追加をクリックし、物質ごとに繰り返します。
- 海上輸送では、貨物のタブが最後のタブです。入力が終わったら、完了をクリックして書類を発行します。
追加した物質どうしの隔離はアプリケーション自体が確認し、一緒に輸送できない物質がある場合は警告を表示します。
事前登録製品の作成と送り荷への追加
事前登録製品は、繰り返し出荷する物質の分類、容器包装及び輸送モードを一度だけ登録しておくものです。以後は、名称又はコードで製品を選ぶだけで各送り荷を作成できます。
製品の作成
- 左側のメニューで製品を開き、新しい製品を作成します。
- 製品の特性で、貴社で使用している名称とコードを入力し、検索画面から危険物を関連付けます。物理的状態、単位、及び純物質、混合物又は溶液の別を入力します。
- 物質が等級7の場合は、放射性物質に関するタブで放射性核種と放射能の入力が求められます。
- 隔離に関する情報で、該当する隔離グループを確認します。IMDGでは、これは些細な点ではありません。一つの送り荷に含まれる貨物どうしの適合性の確認は、この情報に基づいて行われます。
- 輸送モードで、製品をIMDG適用に設定します。IMDG適用に設定していない製品は、この輸送モードで送り荷を作成する際に表示されません。
送り荷での使用
- 送り荷を作成し、荷受人と貨物まで進みます。
- 使用するデータベースは、既定値の自社製品データベースのままにします。
- 製品の選択ボタンをクリックし、名称、コード又は参照番号で製品を選択します。分類、ラベル及び技術名は、すでに製品から取り込まれています。
- 輸送物の個数と数量を入力し、追加をクリックします。
ショートカット
送り荷の作成中に、その物質を今後も繰り返し出荷することに気付いた場合は、追加を押す前に製品のデータベースへの保存にチェックを入れます。その物質は、次回以降のために自社の製品として保存されます。
一つの外装容器による複数の貨物の出荷
2種類以上の危険物を同一の外装容器に収納して輸送する場合、それらは別々の輸送物としてではなく、混合包装として申告します。すでに閉じられた輸送物をまとめるオーバーパックは航空輸送のウィザードにあるもので、航空輸送以外で使用するのは、この混合包装です。
混合包装の作成
- 荷受人と貨物の混合包装の別ではいを選択します。
- 製品の欄が切り替わり、定義済みの混合包装を選択するか、作成・選択ボタンでその場で作成できるようになります。
- 作成する場合は、混合包装専用のウィザードが開きます。製品の特性で名称を付けて外装容器を定義し、内容物の欄で内部に収納する貨物をその数量とともに追加し、輸送モードでこの送り荷の輸送モードに使用できるように設定します。
- 元の画面に戻ると、混合包装が製品と同じように選択された状態になります。
送り荷への追加
- 輸送物の個数、すなわち出荷する同一の外装容器の数を入力します。
- 追加をクリックします。
送り荷の表では混合包装が1行で表示され、書類を発行すると、規則が求めるとおり、収納されているすべての物質が詳しく記載されます。内部に収納する物質どうしの適合性の確認は、混合包装を定義する際にアプリケーションが行います。
送り荷の複合輸送危険物申告書の表示
複合輸送危険物申告書は、海上輸送の送り荷に添付される書類です。DGAssistantでは二つの方法で発行できます。
a) 一覧のツールバーから
- 送り荷メニューの「送り荷一覧(運送書類)」を開きます。
- 最初の列で、送り荷のチェックボックスにチェックを入れます。
- 上部のツールバーで運送書類をクリックします。
b) ウィザードの完了時に
- 海上輸送では、最後のタブは荷受人と貨物で、貨物を追加したのと同じタブです。
- 表の下に書類のチェックボックスがあります。IMO-IMDG危険物申告書の表示にチェックを入れます。複合輸送危険物申告書が必要な場合は、代わりにIMDG複合輸送危険物申告書の表示にチェックを入れます。
- 青色の斜線の表示にチェックを入れると、縁に沿って青色の斜線が印刷されます。普通紙に印刷する場合はチェックを入れ、印刷済みの様式を使用する場合はチェックを外します。
- 完了をクリックします。
送り荷に海洋汚染物質又は等級1の貨物が含まれる場合、書類にはIMDGコードが求める文言が記載されます。また、該当する場合は、コンテナ収納証明書もほかの書類とともに発行されます。
送り荷のチェックリストの表示
積込みチェックリストは、送り荷を引き渡す前に確認すべき事項を順に示すものです。運送書類と同じ二つの方法で発行します。
a) 一覧のツールバーから
- 送り荷メニューの「送り荷一覧(運送書類)」を開きます。
- 送り荷のチェックボックスにチェックを入れます。
- ツールバーでチェックリストをクリックします。
b) ウィザードの完了時に
- 最後のタブである荷受人と貨物に移動します。
- 積込みチェックリストの表示にチェックを入れます。
- チェックを入れると、言語のドロップダウンが有効になります。チェックリストに記入するのは積込者であり、積込者が荷送人の言語を話すとは限らないため、この設定は重要です。アプリケーションは事業所の所在国の言語を提案しますが、変更することもできます。
- 完了をクリックします。
チェックリストの言語は、運送書類の言語とは別に設定できます。
送り荷の輸送物及び車両の表示の出力
輸送物の表示は、各輸送物に付さなければならない表示及びラベル(国連番号、正式輸送品目名、危険性ラベル及びその物質に必要なあらゆる表示)を、ページサイズでまとめたものです。道路輸送では、輸送ユニットの標識の掲示も対象となります。
a) 一覧のツールバーから
- 送り荷メニューの「送り荷一覧(運送書類)」を開きます。
- 送り荷のチェックボックスにチェックを入れます。
- ツールバーのその他の操作を開き、「輸送物の表示(マーク)の出力」を選択します。
b) ウィザードの完了時に
- 最後のタブである荷受人と貨物に移動します。
- 「輸送物の表示(マーク)の出力」にチェックを入れます。
- その横にすべての輸送物に対する表示の出力があります。チェックを入れない場合は物質ごとに一つの表示が印刷され、チェックを入れた場合は輸送物ごとに一つずつ印刷されます。同一の輸送物が多数ある送り荷にラベルを貼付する担当者に必要なのは、後者です。
- 完了をクリックします。
海洋汚染物質に該当する物質や、限定数量の表示を付す物質がある場合は、該当する表示もほかの表示とともに出力されます。
輸送物用の小型ラベルの出力
小型ラベルは同じ表示を、ページ全体ではなく、お使いのプリンターのラベルロールのサイズに合わせて配置したものです。サーマルプリンターでラベルを作成する場合に使用します。
a) 一覧のツールバーから
- 送り荷メニューの「送り荷一覧(運送書類)」を開きます。
- 送り荷のチェックボックスにチェックを入れます。
- その他の操作を開き、「輸送物の表示(マーク)の出力(小型カスタムサイズ)」を選択します。
b) ウィザードの完了時に
- 最後のタブである荷受人と貨物に移動します。
- 「輸送物の表示(マーク)の出力(小型カスタムサイズ)」にチェックを入れます。
- チェックを入れると、「幅(mm)」と「高さ(mm)」が表示されます。ラベルの実際の寸法を入力します。表示が欠けることなく判読できる状態で印刷されるかどうかは、この寸法によって決まります。
- すべての輸送物に対する表示の出力もあり、ページサイズの表示の場合と同じ効果があります。
- 完了をクリックします。
お使いのプリンターに合う寸法を控えておいてください。その寸法は、すべての送り荷で共通です。