コンソリデーション:元請運送
DGAssistantで複数の荷送人の送り荷を一つの元請運送にまとめ、コンソリデーション明細書からマスター書類データシートまで、その5種類の書類を発行する方法をご説明します。
元請運送の概要と用途
元請運送は、一緒に運送される複数の荷送人の送り荷を一つのファイルにまとめたもので、利用運送事業者、コンソリデーター又は船舶代理店が行うブッキング又はコンソリデーションに当たります。元請運送には、ブッキング、マスター書類(船荷証券又はマスター航空運送状)、港又は空港、指定された輸送行程、関係者及び参照番号が保持され、個別運送とそれらを運ぶ輸送ユニットが紐付けられます。
各個別運送は、引き続きそれを申告した荷送人に属します。元請運送に紐付けても個別運送のデータは複製されず、参照されるだけであるため、コンソリデーションの書類には申告されたとおりの内容が印字されます。また、元請運送は「下書き」「提出済み」「情報要求」「事前承認」「最終書類」「承認済み」という承認フローに従って進み、その経過は履歴に記録されます。
種別は4種類あり、種別によって適用される規則が決まります。道路輸送のコンソリデーション(ADR)、海上輸送(IMDG)の小口貨物(LCL)又はコンテナ単位輸送(FCL)、及び航空輸送のコンソリデーション(IATA)です。
元請運送の作成とコンソリデーション明細書の表示
コンソリデーション明細書は、元請運送に含まれる個別運送を、それぞれの荷送人、荷受人、輸送物及び危険物を含む旨の表示とともに一覧にしたものです。船会社又は航空会社がコンソリデーションとともに求める書類です。
- コンソリデーションメニューの元請運送を開き、新規作成を押します。
- 基本データタブで、コンソリデーションの種別(後から変更できません)とコンソリデーターを選択し、日付と事業所を確認します。分かっている場合は、ブッキング、マスター書類、積込み及び荷揚げを行う港又は空港、並びに指定された輸送行程を登録します。
- 変更の保存を押します。アプリケーションが番号を割り当て、送り荷タブを開きます。
- 紐付けを押し、送り荷の選択ウィンドウで、コンソリデーションで運送する送り荷にチェックを入れて、紐付けを押します。
- 書類タブに移動します。
- コンソリデーション明細書にチェックを入れ、形式と言語を選択して、作成を押します。
選択ウィンドウには、同じ規則の送り荷のうち、まだ他の元請運送に属していないものが表示されます。顧客から送られてくる送り荷はコンソリデーションメニューの受信した依頼に届き、そこで受諾して紐付けを押すと、受け付けて紐付けることができます。航空輸送の場合、明細書には、IATA危険物規則書8.1.2.4がコンソリデーションについて求めるハウス書類及びマスター書類と、危険物を含む旨の表示が記載されます。
元請運送のコンテナ一覧表の表示
コンテナ一覧表は、元請運送の輸送ユニットを、識別番号、封印番号、質量及び積載状態とともにまとめたもので、どのユニットが他の元請運送と共用されているかも示します。
- コンソリデーションメニューの元請運送を開き、元請運送を編集します。
- ユニットタブで、元請運送のすべてのユニットが紐付けられていることを確認します。
- 書類タブに移動します。
- コンテナ一覧表にチェックを入れ、作成を押します。
この一覧表は海上輸送のコンソリデーションにのみ存在します。道路輸送又は航空輸送のコンソリデーションでは、チェックボックスは表示されますが、チェックを入れることはできません。
ユニット別包装明細書の表示
包装明細書は、各ユニットに何を収納したか、すなわちどの個別運送の輸送物を、品目ごとに何個、どの位置に収納したかを示すもので、受取人は扉を開けたときに何があるかをあらかじめ把握できます。
- コンソリデーションメニューの元請運送を開き、元請運送を編集します。
- 書類タブに移動します。
- 包装明細書にチェックを入れ、作成を押します。
アプリケーションは、元請運送に割り当てられたユニットごとに一つの明細書を発行します。一つの送り荷が複数のユニットに分かれて運送される場合、明細書にはそれぞれの部分が対応する輸送物とともに示され、品目の合計は維持されます。
元請運送の積載明細書の表示
積載明細書は、積荷を荷送人別にまとめ、各送り荷の輸送物、総質量及び容積と、それらの合計を記載したものです。ターミナルは、これを使って何がどの順序で到着するかを把握します。
- コンソリデーションメニューの元請運送を開き、元請運送を編集します。
- 基本データタブで、指定された輸送行程が登録されていること、及びその輸送行程に申告者が会社名及び氏名とともに登録されていることを確認します。
- 書類タブに移動します。
- 荷送人別コンソリデーション積載明細書にチェックを入れ、作成を押します。
この明細書は指定された輸送行程の明細書であり、各送り荷がどの元請運送に属するかにかかわらず、その輸送行程で運送されるすべての貨物を対象とします。同じ明細書は、輸送行程の書類タブからも発行できます。
マスター書類データシートの表示
データシートは、マスター書類(海上輸送では船荷証券、航空輸送ではマスター航空運送状)に記入すべき事項を、その書類の見出し、すなわち荷送人、荷受人、運送人、港又は空港、貨物の種類及び数量、並びに取扱いに関する情報ごとにまとめたものです。
- コンソリデーションメニューの元請運送を開き、元請運送を編集します。
- 基本データタブで、マスター書類の番号が登録されていることを確認します。
- 書類タブに移動します。
- マスター書類データシートにチェックを入れ、作成を押します。
データシートはマスター書類に代わるものではありません。個別運送を一件ずつ見直すことなくマスター書類に記入するための要約です。